フレームサイズとは?
フレームサイズとは簡単に言うと自転車の大きさのことです。
ピストバイクもちろんスポーツサイクル全般も含め、フレームサイズを乗る人の体格に合わせてはじめて気持ちよく走ることができます。フレームサイズが合ってないと本来持っている自転車の性能を引き出すことができません。ピストな自転車ライフを楽しむには適切なフレームサイズを選ぶことが大切なのです。
フレームサイズの目安
フレームサイズは一般的にシートチューブの長さで表記されます。この数値がサイズ選びの目安になります。その他にはトップチューブの長さでも目安にすることができます。
※記載している数値はすべてホリゾンタルフレーム(トップチューブが地面と平行になっているフレーム)の場合です。
適正身長 | シートチューブ長さ [C-T] |
シートチューブ長さ [C-C] |
トップチューブ長さ [C-C] |
---|---|---|---|
155cm~160cm | 470mm | 455mm~460mm | 470mm~495mm |
160cm~165cm | 490mm | 475mm~480mm | 490mm~515mm |
165cm~170cm | 510mm | 495mm~500mm | 510mm~535mm |
170cm~175cm | 530mm | 515mm~520mm | 530mm~555mm |
175cm~180cm | 550mm | 535mm~540mm | 550mm~575mm |
180cm~185cm | 570mm | 555mm~560mm | 570mm~595mm |
185cm~190cm | 590mm | 575mm~580mm | 590mm~615mm |
シートチューブ長さ:C-T(Center-Top)
ボトムブラケットの中心(Center)からシートチューブの天辺(Top)までの長さを表します。一般的にピストではフレームサイズといえばこのシートチューブをC-Tで測った長さのことを表すことが多いです。
シートチューブ長さ:C-C(Center-Center)
ボトムブラケットの中心(Center)からトップチューブとの接合点の中心(Center)までの長さを表します。Dの部分の長さ(C-CとC-Tの差)は大体10mm~15mm程度に設計されることが多いです。
トップチューブ長さ:C-C(Center-Center)
ヘッドチューブとトップチューブとの接合点の中心(Center)から、シートチューブとトップチューブとの接合点の中心(Center)までの長さを表します。Fの部分の長さ(シートチューブ長さ[C-C]とトップチューブ長さの差)は大体0mm~25mm程度に設計されることが多いです。
その他の目安
股下寸法による目安
股下寸法 | シートチューブ[C-T] |
---|---|
725mm~775mm | 480mm |
775mm~825mm | 510mm |
825mm~875mm | 540mm |
875mm~925mm | 570mm |
股下寸法に対するフレームサイズ(シートチューブ[C-T])の目安を決める方法もあります。自転車で言う股下寸法は、素足の状態で足を15cmぐらい開いて股から床までの距離のことを言います。
実際に乗ってみる方法
トップチューブの真ん中あたりにまたがり、トップチューブと股の隙間が大体1~3cm程度あると適切と言われています。
フレームの大きさによる特徴
外観
フレームサイズが大きくなるほどヘッドチューブに結合されているトップチューブとダウンチューブの間隔(Aの幅)が広くなる傾向があります。フレームサイズが500mmぐらいまでは隙間なく結合され、それより大きくなると大きさに比例して間隔も広くなります。
操作性
フレームサイズが小さいと低速で大きくハンドルを切った時、つま先がフロントホイールに当たってしまうことがあり操作性が悪くなります。フレームサイズがだいたい550mm以下だと当たりやすくなります。