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止まりにくいピストバイクこそブレーキのメンテナンスは大切に!ブレーキシューのお手入れ方法をご紹介!

メンテナンス

ブレーキシューのお手入れ

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ブレーキシューをお手入れして制動力を復活させよう!

ブレーキシューとは主にリムブレーキ(ホイールの縁を挟んでブレーキを掛けるタイプ)に使用されている、摩擦で減速させる為のゴム素材でできたものを指します。ゴム素材なので使用を重ねると摩耗し、一般的に溝がなくなったら交換時期とされていますが摩擦でゴムが減っていくため、ブレーキ付近が削りかすなどで汚れてしまい、制動力が落ちてくることがあります。

そこで今回はまだブレーキシューの溝が沢山残っている状態で制動力が落ちてきたピストバイクをお手入れしていきたいと思います。

メンテナンスに使った道具

・ペーパーウエス
・パーツクリーナー
・六角レンチ
・メラミンスポンジ
・ラバー砥石

主にパーツクリーナー(ゴム素材対応)とラバー砥石、六角レンチがあればOKです。ウエスは雑巾、いらないタオルなどを代用してもよいと思いますが
ペーパーウエスは非常に便利なのでパーツクリーナーと同様、持っていると様々なシーンで活躍できるのでおすすめです。

お手入れ

それでは早速作業に取り掛かってみましょう!
今回はフロント側のみ行います。リヤ側も同じ要領で問題ありません。

※当ページでの作業を行う場合、自己責任でお願い致します。
作業に伴う事故、怪我、破損などの発生については一切の責任を負いません。
また、ブレーキシューの取り付け不備等で発生した事故、トラブル等も同様となります。

 

ブレーキ周りが汚れている様子

しばらくメンテナンスを怠っていたので大分汚れてしまっています。
最近ブレーキの効きが悪いなと感じていたので案の定でした。

 

ブレーキシューを取り外す

まずはブレーキシューを取り外していきます。
このブレーキシューはシマノ製で六角穴ボルトが使用されていますので六角レンチで緩めていきます。
おそらく大半が六角穴ボルトか六角ナットで装着されているはずです。

 

汚れたブレーキシュー

汚れたフレーム

無事取り外すことができました。大分汚れていますね。

 

ブレーキシューの掃除

パーツクリーナーを吹いてブレーキシューを丁寧に掃除していきます。
パーツクリーナーは最悪ブレーキシューの劣化を早める原因になってしまうのでゴム素材対応のものを使ってください。

 

綺麗になったブレーキシュー

意外とブレーキシューが汚れていた様子

すっかり綺麗になりました。
思っていた以上に汚れていたので制動力復活に期待できそうです。

 

ラバー砥石で磨く

メラミンスポンジで磨く

続いてリム側をラバー砥石とメラミンスポンジを使って磨いていきます。
このリムはCNC加工(ブレーキ用加工)がされていないリムに対してブレーキをかけていたので塗装が剥がれてしまいました。
しかも制動力も悪いのでリムブレーキを使用している方はCNC加工されているリムをおすすめします。

⇒ リムのCNC加工ついてはこちら

 

リムの磨いた比較

ブレーキ痕部分も含め全体的に磨きました。
左側が磨く前、右側が磨いた後です。ラバー砥石メインでかなり効果がありました。

 

リムの内側も磨いている様子

清掃比較

リムの内側も磨いていきます。これが一度に沢山磨けないので根気が必要です・・
ここも磨く前と磨いた後では大分綺麗になりました。折角のメンテナンス・・頑張りましょう。

 

綺麗になったリム表面

綺麗になったリム内側

一通り全体的に磨き完了です。時間がかかりましたがかなり綺麗になりました。
ブレーキをかけてまた汚したくなくなってしまいますね。笑

 

ブレーキシュー取り付け向き

取り付け説明書

最後にブレーキシューを取り付けて完了となります。あともう少しです。
進行方向に対してネジが後ろ側、シューの羽のようなものが下にくるように取り付けます。
取り付け説明図も参考にしてみてください。

 

ブレーキレバーを握ってリムを挟む

左右仮締めで取り付け、ブレーキレバーを握りリムへブレーキシューをあてます。
ここで取り付け説明図を参考にリムへ当たる位置を調整します。

 

トーインをつける

その後ブレーキレバーを離し、トーイン(ピストバイクにまたがって見た時、気持ち逆ハの字にする)がつくように微調整してから本締めをします。

 

メンテナンス完了

これにてブレーキシューのメンテナンスは完了となります。汚れもなくなり無事制動力も復活しました。
簡単な作業なので是非チャレンジしてみてください!

おまけ

ラバー砥石の実力

ついでにフォークもラバー砥石で磨いてみました。積りに積もった汚れが一目瞭然で落とせます!
安くて簡単に綺麗になるので本当におすすめです。

⇒ フォークについてはこちら

-メンテナンス

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