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ピストバイクのブレーキカスタム!「スロットルキット」を流用してブレーキレバーレス化しよう!

カスタマイズ

スロットルブレーキカスタム

投稿日:2020年1月5日 更新日:

スロットルキットを流用してブレーキレバーレスカスタム!

スロットルとは?

オートバイのアクセルのことを主に指します。
グリップをヒネることでワイヤーが引っ張られ、その動作でエンジンの回転数があがります。
(正確には燃料調整機能のことですがここではグリップ操作機構のこととします)

このスロットルの機能を利用してブレーキレバーの替わりに
グリップのヒネりでブレーキをかけられるようにします。
レバーレス化できるのでピストバイクをよりシンプルにすることができるカスタマイズです。

今回使ったパーツ

キタコ製のハイスロットルセットを使用しました。
原付等の排気量が小さいバイク向けの比較的安価な製品となります。
グリップの軸となるパーツが樹脂製な為、少し頼りない印象があるので
強度重視の方はアルミでできている製品をおすすめします。




キタコ(KITACO) ハイスロットルセット

スロットルグリップブレーキの特徴

魅力

癖のある操作感
スロットルグリップブレーキの特徴はなんと言ってもその操作感!!
通常ピストバイクや自転車を乗る際グリップをヒネる動作はしない為、
固定ギヤ特有の癖のように操作感が大きく変わるので乗っていて楽しいです。
固定ギヤが好きな方はわかると思います。

 

レバーレス
ピストバイクを好む理由の一つとして、「シンプルな見た目」があると思います。
一時期ノーブレーキピストで問題になりましたが、やはりブレーキがない見た目は魅力的でもあります。
スロットルグリップにすればレバーレスにすることができますので
よりシンプルにすることができます。
(グリップの部分は少しゴツくなりますが・・)

デメリット

レバーより力がかけにくい
通常のレバーよりグリップで引く場合より力が必要です。
(レバーや取り付けたスロットルの種類、左右どちらにつけたかによっても体感は異なります。)

ブレーキワイヤー2本引き加工をしている場合はより重くなります。

 

オートバイ本来のアクセル操作と混在する
オートバイのアクセル操作は右手で行うことがほとんどです。
スロットルブレーキも右側につけるとオートバイと操作感が似てしまうのと、
挙動が逆になるのでオートバイも乗る方は注意が必要です。
(当記事では左側に付けています)

  • ピストバイク ⇒ 減速
  • オートバイ ⇒ 加速

パーツ装着

それでは早速取り付けていきましょう!
キャリパー側の調整、グリップ取り付けは割愛しています。

⇒ キャリパー側のワイヤー取り付け参考ページはこちら
⇒ グリップ脱着の参考ページはこちら

※当ページでの作業を行う場合、自己責任でお願い致します。
作業に伴う事故、怪我、破損などの発生については一切の責任を負いません。
また、グリップ化した際に発生した事故、トラブル等も同様となります。

 

グリップが2つ付属されているので径が大きい方がスロットル側になります。
もう片方は通常のグリップと同じようにハンドルに直接差し込みます。

 

スロットル用グリップをスロットルスリーブ(樹脂製のインナーパーツ)へ通しておきます。
こちらはすんなり装着できるはずです。

 

スロットル側は固定金具2つとボルト2本で構成されています。

 

続いて付属品のワイヤーケーブルを固定金具に通します。

 

金具が通っている状態で樹脂製のインナーパーツの切り欠きに
ワイヤーについているタイコをはめ込みます。

 

タイコをはめ込んだら固定金具をワイヤーが通っている金属チューブに結合します。
固定金具自体をぐるぐる回してねじ込んでいきます。
この時ネジの最後まで回さず半分ぐらい入ればOKです。

 

樹脂製のインナーパーツが収まるようにもう一つの固定金具と合わせます。

 

最後に付属のボルトで固定金具を仮止めします。
ここで本締めしてしまうとハンドルに通せなくなるので
ハンドルに通してから本締めをします。

 

ハンドルに通して完成です!
特殊工具も必要ないので興味がある方は是非お試しください。

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