ブレーキのカスタムとは?
ピストバイクに興味がある、好きな人は何と言っても「シンプルさ」だと思います。ブレーキレバーやブレーキキャリパーが無い走るだけに特化したフォルムは美しいですよね。
しかし、公道を走る時は前後ブレーキは装着しなければいけません。そこで「シンプルさ」と「前後ブレーキ設置」を兼ね備えたカスタムをご紹介します
大まかにカスタムポイントとして
- ブレーキワイワーの2本引き化
- ボトムブラケットの後ろにリヤブレーキキャリパーを設置
これをする事でリヤブレーキキャリパーの主張を抑えることができます。そしてブレーキレバー一つでブレーキワイヤーを一度に2本引けるようにすれば、ブレーキレバーを一つに出来るのでハンドル周りがすっきりします。
ブレーキワイヤーの2本引き
ブレーキワイヤーの2本引きは主に2つのやり方があります。
レバーを交換するか、ワイヤーを加工する方法です。お好みの方法でカスタムしてみましょう。
2本引き用ブレーキレバーに交換する
2本引き用ブレーキレバーに交換してワイヤーを一度に引く方法です。
レバーを交換するだけなので簡単、比較的安価でカスタマイズできます。
「フロント強め」「リヤ弱め」のように引き具合を前後輪独立して調整できるのでメンテナンスもしやすいです。
デメリットは2本引き用のブレーキが今のところ数種類しかないので見た目などの選択肢がすくないことと、比較的一般のショートブレーキレバーなどと比べて大きめな作りになっています。
参考カスタム紹介
ダイヤコンペの2本引きブレーキレバー。
比較的安価で買えます。
ワイヤーがむき出しで機械的な雰囲気を出してくれる、メカ好きにはたまらないデザインになってます。
▼紹介元サイト
「DIA-COMPEの2本引きブレーキレバー☆」
東京「神泉」の近くにある「dream-works」さんオリジナルのレバー。
ゴツくしたくない人や競輪フレームなどに相性抜群です。
お値段は少し高めの1万ちょっとします。
▼紹介元サイト
「dream-worksのブログ – Kalavinkaのフレーム!!」
ブレーキワイヤーを加工する
ブレーキワイヤーを1本から2本引けるようになるアダプターを取り付ける方法です。
このカスタムはワイヤー加工なので、お好みのブレーキレバーを付けることができることが特徴です。
デメリットは前後引き具合の調整、取り付けが難しいので自分で出来なかったり不安な方はショップで取り付けてもらいましょう。
参考カスタム紹介
浅草パンチサイクルで取り付け可能なカプセルワイヤーブレーキシステム。
完全オーダーメイドなので通販等は行っていないとのことです。
見た目はとても小さいのでスッキリまとめられます。
「PROBLEM SOLVERS」から販売されているダブラー。
少し大きめでロゴがデザインされているので気にならない方に。
リヤブレーキキャリパーを設置
ボトムブラケットのあたりにリヤブレーキを設置することでチェーンリングやクランクに隠れてブレーキ自体が見えにくくなります。
フレーム、ブレーキの形、によって取り付けられなかったり、穴あけの加工が必要になることがあるのでよく確認してからカスタマイズしましょう。
基本的にはボルトの長さが長いフロントブレーキを使い、ステーでブレーキ本体を固定します。
一般的なブレーキ本体は正面から見て左側からワイヤーが伸びている物が多く、このタイプはボトムブラケット上部に付ける事ができます。
また右側からワイヤーが伸びている物は、ボトムブラケット下部に付けることができます。
このタイプのブレーキはなかなか種類が少なく、狭いスペースに合う物がなかったりと種類が限定されてしまうので注意してください。
そのボトムブラケット下部に付けるブレーキならコレ!と言っても過言ではない定番ブレーキがこの「Campagnolo Lateral Pull」です。
価格も5000円台で見た目もコンパクトで普通に使ってもかっこいいブレーキです。
参考カスタム紹介
「SHIMANO BR-5800 フロント用」を通常位置のリヤブレーキマウントへ逆付けしています。フロント用と用いる事で加工無しで装着できます。
▼紹介元サイト
「ピストの見た目をすっきりさせたい!リアブレーキにフロント用を流用する編」
「Campagnolo Lateral Pull」をボトムブラケット下部に設置しています。
ホームセンターの汎用ステーで固定しています。
▼紹介元サイト
「The memory is recorded – Campagnolo Lateral Pullブレーキが届いたので付けてみた☆」
「Shimano sora」をボトムブラケット上部に設置しています。 ステーは自作でピストに合わせた加工をしています。
▼紹介元サイト
「怠惰戦記:来た、見た、勝った – リアブレーキキャりパー移設2」
カンパの他にはこの「Oval A700 Aero Brake」がBB下に付けられます。
ブレーキワイヤーをフレームの中に通したりなど、かなり完成度が高いカスタムをしています。
▼紹介元サイト
「B2/P.I.L – 「リアブレーキを取り付けたでござる…その3」」
カプセルワイヤーブレーキシステムでご紹介した「KUHNS OWNER’s BLOG」さんのリヤブレーキです。
フロント、リヤと同じブレーキを使っているので奇麗にまとまっています。
▼紹介元サイト
「KUHNS OWNER’s BLOG – ピストブレーキ最終型.パート3」
BB下側には定番の「Campagnolo Lateral Pull」を使用しています。
固定を普通のナットではなくて蝶ナットで固定しているのでメンテナンス性が高そうですね。
完成車「COMMENCAL ACID」には標準でボトムブラケット上部にブレーキキャリパーが設置されています。
それ以外にもかなり個性的なフレームは注目のマトです!
その他のブレーキカスタム
このページでは主にブレーキを目立たなくさせるカスタムを中心にご紹介しました。
まだまだ他にもユニークなカスタムがありますのでご紹介します。
チェーンリングブレーキ
チェーンリングをディスクブレーキのように使ったカスタムです。
ブレーキかけた感じが気になりますね!クランクとのクリアランスはギリギリです!
簡単に出来るキットなどが販売されたらやってみたいですね。
▼紹介元サイト
「自転車サンプル計画 DISC BRAKE ON CHAINRING!!」
ディスクブレーキ
ピストにも制動力の高いディスクブレーキを!
フレーム加工、ハブの交換をしなくてもディスクブレーキ化できるそうです。
後輪限定ですが、気軽にカスタマイズできそうなので要チェック!
▼紹介元サイト
「◆履くだけでディスク化ホイール☆」
バースピン対応
トリック系ピスト「フジ ヴェノム」をバースピンカスタムに。
ボルト径の大きめなスターファングルナットを埋め込み、中空ボルトで固定してます
これでブレーキ付きでもバースピンが可能に!
▼紹介元サイト
「橋輪 – FUJI VENOM 入荷 3」
スロットルグリップ流用
オートバイのスロットルグリップを利用してブレーキレバーレス化!
当サイトでカスタム方法をご紹介しています。詳しくはこちら
ブレーキ系おすすめパーツ
競輪フレームなどブレーキ設置穴が無いタイプのフレームに付ける台座です。
良く見かけるのがフォークに固定するタイプですが、これはコラムの下に付けるタイプなのでかなりスッキリした印象になるのでオススメのパーツです。
▼紹介元サイト
「ピスト用フロントブレーキ台座 – tklog」
シンプルで小さいブレーキをお探しの方必見!
とにかく小さく、ワイヤーをハンドル内部に通すタイプなのでハンドル周りのワイヤーを究極にシンプル化できます!
ブルホーン系ハンドルにおすすめです。
▼紹介元サイト
「tempra cycle Online Shop」
※このページで掲載している画像、リンク先は好意的にブレーキのカスタムをご紹介させて頂いています。
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