ハンドルカットとは?
言葉のとおりハンドルを切断することです。ハンドルの両端を切断してハンドル幅を狭めるカスタムになります。
見た目ではとてもシンプル&スタイリッシュになるのでシンプル思考の方に人気です。さらにすり抜けしやすい、保管時に幅をとらなくなるなど利点が沢山あります。
操作感については、力をかけやすくなり高回転時でのぺダリングに最適となります。反面、安定しにくくハンドル操作が重くなってしまいます。トリック系を目指したいのであれば幅広ハンドルがオススメです。
※当ページでの作業を行う場合、自己責任でお願い致します。作業に伴う事故、怪我、破損などの発生については
一切の責任を負いません。
必要な道具
パイプカッター
まぁこれがないと始まりません!!パイプカッターといってパイプを容易に切断できて削りカスなどが出にくくとても便利な道具です。ホームセンターなどで購入できます。
やすりはハンドルを切った後のバリをとるために、中性洗剤はグリップを抜く時に使用します。
ハンドルカットの仕方
まずはグリップを外します。
作業しやすくするためブレーキなどをあらかじめ外しておきましょう。
グリップを抜きます。
本来ならエアーコンプレッサなどで高圧空気をグリップの隙間に入れて抜くのが良いのですが、一般家庭にはなかなかありませんので食器洗用中性洗剤を潤滑材として使います。
指に1滴ぐらい少し原液を垂らしてハンドルとグリップの隙間に指を入れて塗ります。
回したりしながら洗剤をなじませていきます。抜く時は回すよりも垂直に引き抜いた方がうまく抜けます。
切る場所をマーキングします。
グリップの位置や幅などの実際のイメージをつかむために何ヶ所かマーキングしてみました。
今回は5.5cm両方合わせて11cmカットに決まりました。
ちなみにハンドルを車体に付けたまま作業を行っていますが、外しても付けたままでもどちらでもよいです。
ここでパイプカッターの登場です。
この工具でパイプを挟み、グルグル回して刃を食いこませながら切断します。三角のやつは切り落とした時、パイプ内側のバリをぐりぐりして取るものです。
マーキングしたところに刃がくるようパイプカッターをセットします。
黒いつまみを回すと刃に圧がかかる仕組みになっていて最初はガイドを作るために弱く丁寧に切れ目をいれていき一周させます。
最初のマーキングに沿ってガイド作りをしっかりしないとこうなります。笑
あせらずゆっくり作業しましょう!
ガイドができたら切れるまでひたすら回します。3回転に一度ぐらいのペースでパイプカッターのつまみを回し刃を食いこませていきます。あまり強く締めすぎると刃がダメになるので注意してください。
無事切り落とすことができました!仕上げとしてパイプカッター付属のバリを落とす三角の部分で内側のバリを、外側はやすりでバリを落として滑らかにします。
グリップ、ハンドルに付いた洗剤を水で洗い流します。
グリップをよく水で洗い濡れた状態にし、ハンドルも拭いただけではなく水で洗い洗剤を完全に落とします。
これをしないとグリップをはめた後、いつまでたってもヌルヌルしてしまい危険です。
グリップをはめていきます。
はめる時は握ってはめるのではなく横から押しこむように入れます。ある程度入ったら横から叩いて入れましょう。水が乾いたらグリップの滑りがおさまります。
力がある人は握って入れられますが、なかなか入ってくれません。横から押し叩きましょう。
完成しました!かなり印象が変わりましたね!
乗った感じ、シルエットも変わるので気になる方は是非チャレンジしてみて下さい。
あまりカットし過ぎると乗り心地が悪くなるのでほどほどに!