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スタンディング、ノーハンドスタンディングなどピストバイクのスタンディングについてなら【Fixed Style】

トリック

スタンディング

投稿日:2010年7月5日 更新日:

スタンディングとは?

ピストに乗ったまま足をつかずにその場で止まり続けるトリックです。ピストのトリックで基本となる重要なトリックの一つです。まずはこれが出来ないと他のトリックは出来ないと言っても過言ではないでしょう。

スタンディングが出来るようになると非常に低速で走れるようになったり、信号待ちでトゥクリップをいちいち外さないで足をつけずに止まれたりと街乗りでかなり使える実用性の高いトリックなので是非修得しましょう!

スタンディングを練習したり出来るようになるころには自然とピストの扱いに慣れ、体になじむようになるので初心者の方はまずココから練習するのがオススメです。

スタンディング

トリックデータ

難易度
必須スキル

解説

普通の乗車姿勢で止まるスタンダードなスタンディング。

スタンディングの基本的なバランスのとり方のポイントはこの3点です。

  • ハンドルをどちらかに切っておく
  • ペダルの位置は地面と平行あたり
  • ペダルで前後に微調整し倒れを防ぐ

まず最初にどちらの足を前にするかを決めます。自分のやりやすい方でOKです。次に足を前にした方向へハンドルを切ります。(右足が前ならハンドルを右に切る)

そして重要なのがバランスを崩した時、ハンドルを切った方向に倒れるように、気持ち車体を傾けておく事がポイントです。ハンドルを切った逆の方向に車体が傾くとペダル操作だけでは修正が難しくなってしまうので心がけましょう。

ハンドル、足の位置が決まったらペダルを使って前後に動きバランスをとります。この時ペダルを踏み込みすぎて振れが大きくなりがちですが、ペダル操作は力を抜いてほんの少し踏み込み、小刻みに微調整する気持ちで操作することがポイントです。バランスが崩れて倒れてきたら踏んで車体を起こすというようなイメージでコントロールしましょう。

チェーンの張り具合やトゥクリップの締まり具合でも感覚が変わってきますので自分に合ったセッティングを出してみて下さい!

ノーハンドスタンディング

トリックデータ

難易度
必須スキル
  • スタンディング

解説

手放しした状態でシートとペダルのみでバランスをとるスタンディング。

まず普通のスタンディングをします。そして前後の振れを最小限に抑えて安定してから体から遠い方の手を離します。(ハンドルを左に切っていたら右手を離す。)

片手を離したら地面に対して垂直になるように姿勢を正します。この時、まだハンドルを握っている方の手をいつでも離せるように添える程度にしておきます。その常態でまた前後の振れをおさえて安定させてからそっと手を放しましょう。

体のバランスもペダルでとるため前後の振れが多少大きくなりがちですが、とにかく長く続けられることが大切です。

フッドホイールコントロール

トリックデータ

難易度
必須スキル
  • スタンディング

解説

スタンディングをしながら片足をフロントタイヤに乗せてコントロールするスタンディング。

まず、普通のスタンディングをします。前後の振れをおさえてからペダルが後ろにきている方の足をフロントタイヤに乗せます。

ポイントとして基本的に前足は前に進むように軽く踏んでおきます。その状態で後ろ足を離すと前に進むので、離した足でフロントタイヤをブレーキするというイメージで足をおきましょう。

前進は前足を踏みこみ、足のブレーキを弱めます。後退は前足の踏みこみを弱め、フロントタイヤを足で後ろに回します。基本的には前進時の方が安定しやすいので前に行き過ぎたら戻るという動きがやりやすいと思います。

※動画はノーハンドバージョンです。

立ちスタンディング

トリックデータ

難易度
必須スキル
  • スタンディング

解説

立ちこぎの姿勢でハンドルとペダルでコントロールするスタンディング。

普通のスタンディングの状態でシートから離れて立ちます。この時、太ももやヒザなどでフレームやシートを挟みながらコントロールすると安定しやすいです。

ワンフッドスタンディング

トリックデータ

難易度
必須スキル
  • スタンディング

解説

ペダル操作を片足でコントロールするスタンディング。

まず普通のスタンディングをし、ワンフッドは振れの修正が難しいので最小限に前後の振れを抑えます。安定したらペダルが後ろに来ている方の足を離します。この時、ペダル操作する方の足はトゥクリップをはめておきます。

ワンフッドの場合、クリップの引き上げが難しく無理に引き上げようとするとバランスを崩しやすいのでギヤ比が軽くないと難易度が上がります。ペダルを踏んだ分引き戻さないといけなくなるので極力振れが出ないように心がけましょう。

コツとしてバランスを崩した時、ハンドルを切った方向に倒れるように、気持ち車体を傾けておく事がポイントです。ハンドルを切った逆の方向に車体が傾くと特にこのワンフッドの場合は修正が非常に厳しくなるので、スタンディング全般に言えることですがワンフッドはより意識しましょう。

※動画はノーハンドバージョンです。

ノーハンド立ちスタンディング

トリックデータ

難易度
必須スキル
  • スタンディング
  • 立ちスタンディング

解説

ノーハンド+立ちの複合スタンディング

  • 普通のスタンディング
  • シートから離れ立つ
  • 体から遠い方の手を離す
  • 安定したら最後の手を離す

流れとしてはこのような感じで行います。体は出来るだけ後輪側に移動させ、この時太ももあたりをシートに挟んでそれ以上後ろに行かないように寄り掛かる感じにします。足はどちらも真っすぐ伸ばし突っ張らせます。

このスタンディングのポイントは後退重視のポジション取りが重要となります。体が前に傾いた場合、前に支えがないのでそのままペダルを前に踏んで戻れなくなるかバックが踏めなくなります。基本バックを踏むことを意識し、前進する時は体の重心はそのままで前のペダルをつま先で押す感じで前進します。

-トリック

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