fixedstyleロゴ

ピストバイク初心者 ピストのブレーキをシンプルに!ブレーキワイヤー2本引き加工についてなら【Fixed Style】

カスタマイズ

ブレーキワイヤー2本引き加工

投稿日:2016年6月18日 更新日:

ブレーキ周りをすっきりさせよう

ブレーキレバー1つで前後のブレーキがかけられるようにするカスタムをしていきます。このカスタムは見た目をスッキリさせるだけなのでブレーキ性能を重視する方にはおすすめできません。

今回はお好みのブレーキレバーを付ける事ができるブレーキワイヤー加工をします。ブレーキワイヤー加工に使うのはテンプラサイクルさんのブレーキダブラーというパーツを使用します。

ピストバイクのシンプルさと保ちつつ、ブレーキもしっかり前後かけられるという一石二鳥の魅力的なカスタマイズですね!

※当ページでの作業を行う場合、自己責任でお願い致します。作業に伴う事故、怪我、破損などの発生については 一切の責任を負いません。

必要な道具

  • 六角レンチ
  • プラスドライバー
  • ワイヤーカッター
  • レンチ
必要な道具
必要な道具

必要な工具の中でも「ワイヤーカッター」が特に重要です。
それなりなニッパーやペンチでもブレーキワイヤーを切断することは
可能ですが切り口が汚くなったりするので切断能力の高いワイヤーカッターの有無で大きく作業効率が変わってきます。
100均の工具では切断できないと思ってください。

ワイヤー加工の仕方

ブレーキレバー「Gold Finger」を固定

まずはブレーキレバーの位置を決め固定します。
ブレーキレバーはコンパクトな「Gold Finger」を今回装着します。

ブレーキダブラー

そしてこの筒と細かいパーツで構成された物が「ブレーキダブラー」です。
このダブラーは初期のものです。

⇒テンプラサイクルさんの「ブレーキダブラー」はこちらでチェック!

ピストのブレーキワイヤー

こちらがブレーキワイヤーとアウターチューブです。
両方とも2m程度、各1つずつ用意すれば十分たります。

ワイヤーカッターで切断

早速作業に取り掛かりたいと思います。
まずはブレーキレバーからダブラーをかますまでの3〜4cmぐらい短いアウターチューブを用意します。
ワイヤーカッターで力いっぱい一気に切断しましょう。

インナーワイヤーを通す

切断できたらチューブキャップを付け、インナーワイヤーを通します。
チューブチャップはなくても大丈夫です。

ダブラーパーツも装着

続いてダブラーの1つ穴キャップ、ダブラーのワイヤー分岐パーツを通します。
分岐パーツは中央の穴へ通しましょう。

イモネジで仮留め

分岐パーツにこの小さなイモネジで締めていきます。
このイモネジを締め付けることでワイヤーを固定します。
ここではスルスル動かない程度に軽く仮留めをします。

分岐パーツの固定位置を決める

分岐パーツの固定位置を決めるため、
ワイヤーの太鼓をブレーキレバーへ取り付け実際にダブラーをあてがってみます。
この位置決めがかなり重要な作業になるので慎重に行ってください。

写真のように下部にキャップが埋まる分の2倍ぐらいの隙間ができる位置がベストです。
あまり隙間がありすぎると引き代が少なくなり十分にブレーキが引けなくなります。

固定位置へ印をつける

位置が決まったら固定位置へマジックなどで印をつけます。

ワイヤー折り曲げ

印を付けたらアウターチューブやダブラーのキャップなど
先ほど付けたパーツをそのままにし、ワイヤーを印の部分で折り曲げます。

曲げる時のコツ

90°ぐらい曲げました。曲げる時は気持ち印の手前あたりをペンチで掴むとうまく印の部分で曲げる事ができます。

ワイヤーのカット

そして曲げた先をカットします。
カット位置は曲げた位置から2〜3mmあたりがちょうど良いです。
あまり残しすぎるとダブラーの筒に干渉してしまいます。

曲げが必要な理由

無事カットが出来ました。
この分岐パーツからはみ出ないぐらい残すあたりのカット位置が適切です。

なぜ曲げが必要かというと万が一イモネジが緩んだ時にワイヤーが
抜けてしまわないように保険をかける意味合いがあります。
取り付け難易度が上がりますが必ず加工しておきましょう。

フロントブレーキ用ワイヤーを通す

続いて先ほどカットしたワイヤーをフロントブレーキ用に大体30cmさらにカットします。長さはブレーキレバーの位置や取り付け車種などによりますので
調整してください。

カットしたワイヤーを分岐パーツの端の穴へ通します。

フロントブレーキ用ワイヤーも曲げ加工

ここも同じく曲げ加工をしてカットします。
カット位置は特に気にしなくて大丈夫です。

曲げ加工部分の詳細

残りのワイヤーをリヤブレーキ用として同じく分岐パーツへ
曲げ加工をして取り付けます。
切った先が分岐パーツからはみ出ないように収めます。

分岐パーツの位置決めの時、隙間をもたせたのは
この曲げたワイヤー部分を収める為になります。

イモネジで固定

最後に仮留めしていたブレーキレバー側、フロント、リアワイヤーを
固定する為に各イモネジを本締めします。
ネジ穴を舐めない程度になるべく強く締込みましょう。

残りのダブラーパーツを装着

作業も終盤となってきました。
ダブラーの筒、2つ穴のキャップを通します。

ダブラー装着イメージ

ダブラーを組み立ててみました。
いい感じに収まっていますね!

フロントブレーキのアウターワイヤー装着

フロント側のブレーキ本体までの長さを測り、 カットしたアウターチューブを装着します。
ここではブレーキの調整などは割愛させて頂きます。

リヤブレーキのアウターワイヤー装着

続いてリヤ側も同じくアウターチューブを適切な長さにカットして
ワイヤーを通していきます。

ピストのブレーキワイヤー2本引き完成

無事2本引きカスタマイズができました!
ハンドル周りもスッキリし、ワイヤーもなんとなくカッコよく見えてきますね!笑

少し難易度が高い加工になりますがカスタマイズが得意な方、興味がある方は
是非チャレンジしてみてください!

-カスタマイズ
-

関連記事

ペダル交換

ペダル交換

好きなデザイン、タイプなどに交換し、乗り味、見た目などのカスタムができます。 走りメインだったり、競輪フレームなどにはトラックペダルがマッチ! トリック系やストリートルックスには踏み代が大きなフラット …

カスタマイズの方向性

競技仕様 細身のフレーム ギヤ比重め 幅が狭いドロップハンドル 下に長いスレッドステム 細めのスポーク チューブラータイヤ 空気圧高め もともとピストは競技用の自転車なので純粋に速さを求めたセッティン …

ハンドル交換

ハンドル交換

ピストカスタムの第一歩!ハンドルを交換して見た目、乗り心地など大きく変化するカスタムの一つ。 トリック系、ストリートな雰囲気を出したければライザーバーに、スピード重視ならドロップやブルホーンなどがおす …

チェーンリング交換

ギヤ比を変える時は一般的にコグを変更することが多いと思いますが、 しっくりくるギヤ比がコグの変更で出せない、スキッドエリアが少ないなど細かな設定に対応することができます。 もちろん見た目の印象も大きく …

スロットルブレーキカスタム

オートバイのアクセルのことを主に指します。 グリップをヒネることでワイヤーが引っ張られ、その動作でエンジンの回転数があがります。 (正確には燃料調整機能のことですがここではグリップ操作機構のこととしま …