ブレーキ周りをすっきりさせよう
ブレーキレバー1つで前後のブレーキがかけられるようにするカスタムをしていきます。このカスタムは見た目をスッキリさせるだけなのでブレーキ性能を重視する方にはおすすめできません。
今回はお好みのブレーキレバーを付ける事ができるブレーキワイヤー加工をします。ブレーキワイヤー加工に使うのはテンプラサイクルさんのブレーキダブラーというパーツを使用します。
ピストバイクのシンプルさと保ちつつ、ブレーキもしっかり前後かけられるという一石二鳥の魅力的なカスタマイズですね!
※当ページでの作業を行う場合、自己責任でお願い致します。作業に伴う事故、怪我、破損などの発生については 一切の責任を負いません。
必要な道具
- 六角レンチ
- プラスドライバー
- ワイヤーカッター
- レンチ
必要な工具の中でも「ワイヤーカッター」が特に重要です。
それなりなニッパーやペンチでもブレーキワイヤーを切断することは
可能ですが切り口が汚くなったりするので切断能力の高いワイヤーカッターの有無で大きく作業効率が変わってきます。
100均の工具では切断できないと思ってください。
ワイヤー加工の仕方
まずはブレーキレバーの位置を決め固定します。
ブレーキレバーはコンパクトな「Gold Finger」を今回装着します。
そしてこの筒と細かいパーツで構成された物が「ブレーキダブラー」です。
このダブラーは初期のものです。
⇒テンプラサイクルさんの「ブレーキダブラー」はこちらでチェック!
こちらがブレーキワイヤーとアウターチューブです。
両方とも2m程度、各1つずつ用意すれば十分たります。
早速作業に取り掛かりたいと思います。
まずはブレーキレバーからダブラーをかますまでの3〜4cmぐらい短いアウターチューブを用意します。
ワイヤーカッターで力いっぱい一気に切断しましょう。
切断できたらチューブキャップを付け、インナーワイヤーを通します。
チューブチャップはなくても大丈夫です。
続いてダブラーの1つ穴キャップ、ダブラーのワイヤー分岐パーツを通します。
分岐パーツは中央の穴へ通しましょう。
分岐パーツにこの小さなイモネジで締めていきます。
このイモネジを締め付けることでワイヤーを固定します。
ここではスルスル動かない程度に軽く仮留めをします。
分岐パーツの固定位置を決めるため、
ワイヤーの太鼓をブレーキレバーへ取り付け実際にダブラーをあてがってみます。
この位置決めがかなり重要な作業になるので慎重に行ってください。
写真のように下部にキャップが埋まる分の2倍ぐらいの隙間ができる位置がベストです。
あまり隙間がありすぎると引き代が少なくなり十分にブレーキが引けなくなります。
位置が決まったら固定位置へマジックなどで印をつけます。
印を付けたらアウターチューブやダブラーのキャップなど
先ほど付けたパーツをそのままにし、ワイヤーを印の部分で折り曲げます。
90°ぐらい曲げました。曲げる時は気持ち印の手前あたりをペンチで掴むとうまく印の部分で曲げる事ができます。
そして曲げた先をカットします。
カット位置は曲げた位置から2〜3mmあたりがちょうど良いです。
あまり残しすぎるとダブラーの筒に干渉してしまいます。
無事カットが出来ました。
この分岐パーツからはみ出ないぐらい残すあたりのカット位置が適切です。
なぜ曲げが必要かというと万が一イモネジが緩んだ時にワイヤーが
抜けてしまわないように保険をかける意味合いがあります。
取り付け難易度が上がりますが必ず加工しておきましょう。
続いて先ほどカットしたワイヤーをフロントブレーキ用に大体30cmさらにカットします。長さはブレーキレバーの位置や取り付け車種などによりますので
調整してください。
カットしたワイヤーを分岐パーツの端の穴へ通します。
ここも同じく曲げ加工をしてカットします。
カット位置は特に気にしなくて大丈夫です。
残りのワイヤーをリヤブレーキ用として同じく分岐パーツへ
曲げ加工をして取り付けます。
切った先が分岐パーツからはみ出ないように収めます。
分岐パーツの位置決めの時、隙間をもたせたのは
この曲げたワイヤー部分を収める為になります。
最後に仮留めしていたブレーキレバー側、フロント、リアワイヤーを
固定する為に各イモネジを本締めします。
ネジ穴を舐めない程度になるべく強く締込みましょう。
作業も終盤となってきました。
ダブラーの筒、2つ穴のキャップを通します。
ダブラーを組み立ててみました。
いい感じに収まっていますね!
フロント側のブレーキ本体までの長さを測り、
カットしたアウターチューブを装着します。
ここではブレーキの調整などは割愛させて頂きます。
続いてリヤ側も同じくアウターチューブを適切な長さにカットして
ワイヤーを通していきます。
無事2本引きカスタマイズができました!
ハンドル周りもスッキリし、ワイヤーもなんとなくカッコよく見えてきますね!笑
少し難易度が高い加工になりますがカスタマイズが得意な方、興味がある方は
是非チャレンジしてみてください!