ボトムブラケットとは?
ボトムブラケットとはクランク軸をスムーズに回転させるためにベアリングが内蔵されていて、なおかつクランク軸をフレームに固定する役目を持っています。
ボトムブラケットは略して”BB”と呼ばれることがあります。
種類
カップ&コーン式
昔から使われているボトムブラケット。クランク軸と一体になったコーン、ボール、カップ、ロックリングで構成されています。コーン、ボール、カップが合わさってベアリングの役目をします。分解できるので洗浄やグリース注入などができます。
カードリッジ式
クランク軸、ベアリングなどが一体となっているボトムブラケット。取り付けやメンテナンスが容易にできます。
規格
規格 | シェル幅 | ねじサイズ | ねじ方向(右側) | ねじ方向(左側) |
---|---|---|---|---|
ISO、JIS | 68mm | 1.37インチ×24T | 左ねじ | 右ねじ |
イタリアン | 70mm | 36mm×24T | 右ねじ | 右ねじ |
オーバーサイズ | 73mm | 1.375インチ×24T | 左ねじ | 右ねじ |
フレームにボトムブラケットを取り付けるボトムブラケットシェルという筒があり、3種類規格があります。それぞれ互換性はありません。
軸長
クランク軸の両端の距離のこと。クランクにはそれぞれ指定の軸長が決まっています。軸長を合わせないと正しいチェーンラインが出ず、チェーンが外れやすくなったりして危険です。
クランクとクランク軸の連結方式
四角テーパー(スクエアテーパー)
クランクの連結部分が四角でテーパー状の形をした連結方法。 JISタイプ、ISOタイプと2種類あります。ピストでよく使用されているタイプです。
オクタリンク
クランクの連結部分が8歯のスプライン形状になっている連結方法。シマノ製のクランクの一つでV1、V2と2種類あります。
V1タイプ
スプライン部分の長さが短いタイプのオクタリンク。
V2タイプ
スプライン部分の長さが長いタイプのオクタリンク。
ISIS
クランクの連結部分が10歯のスプライン形状になっている連結方法。
ボトムブラケットの選び方
基本的に使用したいクランクを決めてからその規格にあったボトムブラケットを選ぶとよいでしょう。その際フレームのシェル幅を間違えないように!