NJS認定パーツとは?
NJS(日本自転車振興会)が定めた規格に則って作られたパーツのことです。競輪業界では不正がなく安全に競技が行えるように、フレームからパーツまで全てNJSに認定されたものを使用しなくてはなりません。
この厳しい基準をクリアしているNJSパーツは世界的にみてもクオリティが高く格別な部品なのです。
NJS認定部品の紹介
NJS認定部品を製造しているメーカーの一部を紹介します。
日東(NITTO)
ステム、ハンドル、シートポストなど金属パイプ系の部品を主に製造しているメーカーです。ニットーのステムなんかは有名ですね。
カシマ
シートで有名なメーカー、カシマサドル。NJS認定のものはFIVEGOLDというブランド名で出していて、シートがカッチカチで長距離走るのには向いていないです。
スギノ(SUGINO)
チェーンリング、コグ、クランク、BBなどクランク周りの部品を主に製造しています。
シマノ
こちらもスギノと一緒でクランク周りのパーツとハブ、ヘッドセットなどシマノはDURA-ACEというブランド名で出しています。
三ヶ島(MKS)
ペダル、トゥクリップ、ストラップなどペダル周りのパーツを主に作っています。
ARAYA
NJSのリムといえば競輪選手愛用のARAYAのリム。ロードバイクなども作っています。
SOYO
繊維を扱うメーカーです。NJS規格パーツではタイヤ、グリップなどをだしています。NJS規格のタイヤは競技用なので非常に薄くスキッドなんかしたらすぐお亡くなりになります。
大同工業(DID)
チェーンのことなら大同工業!チェーンで検索すれば一番上に!さまざまなチェーンを作っているメーカーです。
NJSフレームと一般フレームの違い
NJSフレームって何がちがうの?と思っている人は多いと思います。特に大きな特徴はありませんが細かい部分での違いがありNJSフレームの特徴をまとめてみました。
ブレーキマウント
NJSフレームにはブレーキを取付ける穴があいていません。一般的に売られているフレームはブレーキが付いていないと売ることができないのに対して、NJSフレームは競技用に作られているためブレーキの穴をあける必要がないためです。
溶接
NJSフレームはパイプの繋ぎ目にラグを使うラグ溶接と言って非常に精巧なつくりになっているフレームが多いです。一般フレームの中でもクオリティが高いフレームにはラグ溶接が施されているもあります。逆に一般の溶接のことをラグレス溶接といいます。