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コグ・ロックリングの基礎知識

投稿日:2012年2月27日 更新日:

コグ、ロックリングとは?

コグとは後輪のハブに取り付けるスプロケット(歯車のようなもの)のことです。fixedgear(固定ギヤ)とはこの部分。コグ自体にねじ山が切られていますが、ロックリングでさらにコグを固定します。ギヤ比を決める一つとして重要なパーツになります。

コグの歯数

コグの歯数は13~22歯あたりまで使われています。コグの場合、歯数が少なくなるほどトップスピードが伸びて、逆に多くすると加速が良くなります。 サイズは歯数が18歯ついていたら18T(丁)と表記します。

歯厚

歯厚

コグには歯の厚さが2種類あります。この厚さと同じ厚さのチェーンリング、対応しているチェーンを統一させましょう。

基本的にピストでは1/2×1/8(厚歯)のコグが使用されています。

歯厚はチェーンのサイズと同じく「チェーンのピッチ×内リンク内幅(歯厚)」をインチ単位で表します。

  • 1/2×1/8(厚歯)
  • 1/2×3/32(薄歯)

厚歯

歯が厚く、シティサイクルやBMXなどのシングルギヤ車に使用されています。もちろんピストも厚歯です。内リンク内幅1/8インチのチェーン(1/2×1/8)対応のコグ。

薄歯

歯が薄く、主にロードやマウンテンなどの多段ギヤ車に使用さています。まれにピストでも薄歯で組まれている場合もあるので注意しましょう。内リンク内幅3/32インチのチェーン(1/2×3/32)対応のコグ。

コグ・ロックリングの選び方

高速走行をしたいのであれば歯数は少なめ、トリックや加速重視にしたいなら多めにします。ギヤ比表を参考にして歯数を決めましょう。ピストでは一般的に使われている1/8(厚歯)を選べばほぼ問題ありません。まれに薄歯で組まれているピストもありますので注意しましょう。ロックリングは非常に力がかかるパーツなので質がよく、肉厚なものがよいです。

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